目次
Material Youとは?
Material You(マテリアル ユー)とは、Googleの発表会「Google I/O‘21」にて発表された、ユーザー自身が自分の好みや、使いやすさを配慮して、カスタマイズできる新しいUIデザインのフレームワークです。
Pixelシリーズの場合、Android12以降がインストールされていれば、すでにMaterial Youを利用することができます。
Material Youの特徴
実際にどのようなことができるのか、特徴3つと共に見ていきます。
ユーザーがスタイルを選べるデザイン
ユーザーが壁紙を設定することで、抽出した色から最適なカラーパレットを生成してくれます。
このカラーパレットが、ロック画面や通知画面、ボリュームコントロール、クイック設定画面など全体的に反映されます。
また、色は自動的に生成されるだけでなく、類似色のパレットに変えることや、自分で選ぶこともでき、従来通りダークモードの設定もできます。
今までは色みやデザインが合わなかったウィジェットも、スタイルによって馴染むデザインを使用することができ、より統一感のある画面にすることが可能です。まさに個人に寄り添ったUXを実現する機能ですね。
あらゆるデバイスにフィットするデザイン
テクノロジーが人々の生活の様々な側面に入っていく中で、スクリーンサイズやデバイスは多岐にわたります。どのようなデバイスでも、ユーザーにとって同じものだと認識してもらうための、操作感、画面であることが、今後もテクノロジーの課題としてあります。
今回のアップデート(Material Design 3)では、それらを支えるためのガイドラインがいくつか用意されています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
Adaptive design
Large screen layouts
Foldable devices
アクセシビリティに配慮したデザイン
これはアクセシビリティに配慮したデザインを、ユーザーが自分でカスタマイズできるようになるということです。
コントラスト、サイズ、線幅の制御を、以前よりも多くの方法でUIをカスタマイズできるようになり、様々なユーザーにとって、本当の意味で使いやすいデザインとして対応できる仕組みとなります。
figmaでUI Kitを見てみよう
Androidユーザーでない人でも、公式のUI Kitでデザインを見ることができます。
こちらは、figma上で公開されているMaterial Design 3のデザインKitになります。
Material Youを試すことができる訳ではないのですが、Material Youで使われているデザインのKitなので、どういうデザインなのかをじっくり見てみたい人におすすめです。
また、公式とは別でMaterial Youの画面のキットを公開してくださっているユーザーもいるので、それらを見てみるのもいいかもしれません。
おわりに
今回はMaterial Youについて、改めて特徴と一緒に機能を見ていきました。
今後ますます普及、進化していくことが予想されるMaterial You。
もっと詳しく知りたいという方は、下記の情報もおすすめです。ぜひアクセスしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(今回参考にした記事及び画像の出典)
Unveiling Material You - Material Design
Start building with Material You - Material Design