目次

    はじめに

    秋といえば紅葉や木の実などの自然なイメージもあるほか、さつまいもやきのこといった食べ物のイメージがある人が多いのではないでしょうか?
    デザインでももちろんそのような配色が使われることが多く、実際にどのような配色があるか見てみましょう。
    季節の色彩ということで、必然的に期間限定のデザインにはなりますので、今回はバナーのデザインにも積極的に触れていきたいと思います。

    ①王道の「オレンジ」
    ②ハロウィンの代表「パープル」
    ③秋の第二カラー「ブラウン」
    ④補助役に使える「イエロー」&「ヴァーミリオン」
    ⑤ファッションに最適な「ベージュ」
    ⑤レパートリーを増やす「カーキ」&「ピンク」
    ⑥夜空の「ダークブルー」


    王道の「オレンジ」

    https://rdlp.jp/archives/otherdesign/lp/94978

    まず秋の代表的カラーといえば、オレンジ色になります。
    オレンジは「紅葉」や「夕暮れ」といったイメージを表現するのに最適な色です。
    メインカラーのオレンジに対し、また赤や黄色などの暖色系統を入れることで、
    一気に秋らしくて温かみのある印象にすることができます。
    またオレンジには、食欲を促す心理効果があるため、食欲の秋である料理関連のサイトと非常に相性が良い色となっています。

    https://twitter.com/KITKATJapan/status/1169892325692018688

    https://www.instagram.com/p/Cvv5IIZxb6S/


    ハロウィンの代表「パープル」

    https://rdlp.jp/archives/otherdesign/lp/20065

    「パープル」は、ハロウィンイベントには最適な色であり、オレンジと一緒に使われます。
    これらの2色はほとんど補色の関係であります。
    そのため、互いの色が鮮やかにはっきりと目立ち、メリハリの効いたデザインになります。
    また、さつまいもの旬でもあるため、そのイメージカラーとして使われることも多いです。

    https://rdlp.jp/archives/otherdesign/lp/74044

    https://twitter.com/BR31_Icecream/status/1444475052997558279


    秋の第二カラー「ブラウン」

    https://www.hoshinoresorts.com/sp/autumn/

    オレンジ以外にも、ブラウンをイメージした人も多いのではないでしょうか?
    ブラウンは、デザインをより引き締めたり、上品でおしゃれなイメージにすることができる色であり、イエロー同様に補助役に茶色を使うことで、全体的に落ち着いた印象になっています。
    どんぐり(木の実)・枯葉・キノコ・栗などといった自然を表現する色としても使われます。
    料理関連のページでは、木目のテクスチャーとして使われており、食卓のテーブル感をもたせることができます。

    https://cookpad.com/pr/tieup/index/1855

    https://www.instagram.com/p/CHCtXhiA6iB/

    https://www.felissimo.co.jp/collect/wk59541/?tid=dbns_ffn_NEW


    補助役に使える「イエロー」&「ヴァーミリオン」

    https://twitter.com/Starbucks_J/status/1306097911382433794

    まずイエローは、少しオレンジの強調を抑えるときに有効で、オレンジやパープル、ブラウンにも相性が抜群です。
    アクセントや背景のカラーまで幅広く使うことができ、他のトーンに合わせて明度と彩度を調整しながら使います。
    一方ヴァーミリオンは、逆にオレンジより赤みがあり、少し目立ってしまう色ではありますが、
    紅葉のイラストなどの細かいグラフィックといった、アクセントカラーとして使うのが良いでしょう。

    https://rdlp.jp/archives/otherdesign/lp/56631

    https://twitter.com/Kirin_Company/status/1564810960275120128


    ファッションに最適な「ベージュ」

    https://www.globalwork.jp/kids/after_school_club/sep/

    ベージュは落ち着いた印象があり、ファッションページとの相性はとても良いです。
    秋らしさを残しつつ大人っぽいデザインに仕上げたいときに使えます。
    彩度が低く色の主張が大きくないため、背景色として使われることが多いです

    https://www.beams.co.jp/special/bmingbybeams/2021/autumn_women/

    https://twitter.com/KomedaOfficial/status/1316208527518523394

    レパートリーを増やす「カーキ」&「ピンク」

    https://www.beams.co.jp/special/happyoutsidebeams/try/2707/

    https://www.urban-research.jp/special/220927_ur-lab_recommend/

    カーキもおしゃれな印象にしたい時に有効です。
    王道なオレンジ配色にマンネリ化したり、何か物足りなさを感じたときに取り入れると良いでしょう。
    ピンクもカーキと同じく、くすんだピンクにすると意外と相性が良かったりします。女性向けのコンテンツや少し可愛らしい印象をもちたい時に使うことができます。
    両者ともファッション関連のバナーでよく見かけました。

    https://www.instagram.com/p/CxfW89lOkQZ/

    https://www.instagram.com/p/Ci36W0rOnwF/

    夜空の「ダークブルー」

    https://twitter.com/LOFT_Official/status/1568081530291109889

    日本にはお月見という文化がありますよね。
    月見の表現には、暗い青(夜空)とイエロー(月)を使った配色が多く、補色の関係のため、図と地にメリハリのあるデザインになります。
    またうさぎのシルエットやススキなどのイラスト、明朝体を用いた和風感のあるデザインも使われます。

    https://www.mcdonalds.co.jp/campaign/tsukimi/


    まとめ

    いかがでしたか?今回は季節感のある色について研究をしました。

    パッと思いつく配色だとマンネリ化してしまうため、「カーキ」や「くすんだピンク」といった
    意外性のある配色というのも知っておくと、アイデアの引き出しが出るのではないかと思いました。

    次回は秋に続き、冬の色彩についてご紹介したいと思います!

    参考

    ・トレンド、メソッド参考

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