目次
必要事項について
HP公開に向けて必要な準備は以下の通りです。
1.ドメインを取得する
2.Webサーバーを取得する(CMSなども含む)
3.Meta情報の準備・設定
4.GoogleAnalyticsの取得・設定
5.各ページのデザイン・コーディング準備
6.ホームページのデータをサーバにアップロードする
ドメインやサーバによっては個々の差はありますが、ここでは基本的に共通するであろう項目を表示しています。
ドメインについて
ドメインとは「インターネット上の住所」のことで、Webサイトがどこにあるかを判別する情報として利用します。
様々なタイプがありますが、主に独自ドメインとサブドメインに分けられます。
独自ドメイン
ドメイン取得サービスで自分で取得するドメインのことを独自ドメインと呼びます。独自で名前を決めて自分の好きなように利用できるドメインのことである取得したドメインはユーザーの所有物となるため、レンタルサーバーなど、ドメインを利用するサービスを変更してもそのままお使いいただけます。
例:https://●●●.com→●●●.comの部分が独自ドメイン部分。
サブドメイン
独自ドメインをさらに分割して利用できるドメインのことを指します。1つのドメインを目的別や用途別に分けて利用する際に使用されます。
例:https://●●●.com.serivice.com→●●●の部分がサブドメイン部分。
(com.service.comの部分は入らない)

また、ドメインの決め方は以下の項目を参考にすることがおすすめです。
・ドメイン名は短く、ブランド化でき、覚えやすいように工夫する。
・ハイフンと数字は避ける。
・「.com」ドメインを選択する。
・ほかのトップレベルドメインや「.shop」などもチェックする。
・可能であればSEOキーワードを含める。
・アイデアを得るためにドメインネームジェネレーターを使う。
・希望するドメイン名のリサーチをする。
Webサーバーの準備
Webサーバーはホームページのファイルを保存するコンピューターのことを指します。ブラウザで目的のページのURLを指定します。
手軽にホームページを開設するにはレンタルサーバーを借りるのがおすすめです。
主に有料なものと無料なものがありますが、無料サーバーは広告表示がかかることや維持費がかかること・速度が遅い・通信が不安定、容量が少ないなどのデメリットがあることから、有料サーバがおすすめです。
ちなみに近年では無料サーバーも含めてWordPressが利用できるサーバーが多くなってきました。WordPressはインストールや初期設定に少し手間が掛かりますが、一度設定してしまえばインターネットの接続できる環境ならどこからでも更新作業ができるのでおすすめです。
また、WordPreesのテーマ(テンプレート)に関しても無料でも高機能なものが多く公開されているので、個性的なホームページを比較的簡単に作ることも可能です。
Meta情報
meta要素は、「meta情報(メタ情報、メタデータ、metaタグ)」とも呼ばれており、「検索エンジン」(Google)や「ブラウザ」(GoogleChrome等)にWebページの情報を伝えるHTMLタグのことです。
記述箇所はページの<head></head>に囲われている領域のタグの中です。ページの情報を伝えるだけでなく、指示が発生するタグもあります。
メタ要素で特に確認すべき項目は以下の6つです。
・Title
・Description
・Keywords
・OGP
・Favicon
・Apple touch icon
Title
その名のとおりページの「タイトル」を記述するタグです。
以下の箇所に表示されます。
・ブラウザで開いた時にタイトルバー
・ブラウザでお気に入りした時に登録されるタイトル
・検索結果のタイトル
中でも検索結果のタイトルは、クリックされる割合に影響するため(検索した人がクリックしたくなるタイトルかどうか、SEOの成果をあげるのに重要と言われています。
Description
ページコンテンツの概要や要約を示したHTML内に記述するテキストのタグのことです。ディスクリプション の文章は、Googleなどの検索エンジン内に表示され、ページ内容の要約を伝える役割があります。
meta descriptionの文字数に制限はありませんが、以下の文字数がおすすめです。
・PC:120文字以内
・SP:60文字以内
メタタイトルと同じように、PCとスマホの検索結果に表示される一定文字数以上で切り落とされることになります。
Keywords
ページの内容をキーワードで記載して、検索エンジンのクローラーにWebサイトの内容を伝える役割があるタグです。
一方で、度重なるアップデートで検索エンジンがページ情報を読み取れるようになったため、現在はmeta keywords(メタキーワード)を設定する必要がなくなっています。
つまり、meta keywords(メタキーワード)は設定しても設定しなくても、検索順位には影響がないということです。
ちなみに、何を設定すべきか悩む人は、GoogleTrendsなどを利用するのもおすすめです。
※弊社のコーポレイトサイトのtitle/description/keywords↓

OGP
Open Graph Protcolの略で、FacebookやTwitterなどのSNSでシェアした際に、Webページのタイトルや概要、イメージ画像、URL含めた詳細情報を正しく伝えるためのHTML要素のことです。
※推奨画像サイズ:横1200×縦630ピクセル
※弊社のコーポレイトサイトのOGP画像↓

Favicon
ホームページのシンボル(アイコン)として使われる、画像ファイルのこと。
※推奨画像サイズ:512px × 512pxのPNG形式ファイル
※弊社のコーポレイトサイトのfavicon↓

apple touch icon
ホームページをスマホのホーム画面に追加したときに表示されるアイコン画像のこと。アップルタッチアイコンを設定しなかった場合、ホームページの画面キャプチャを縮小したものがアイコンとして表示されてしまいます。しかし、アップルタッチアイコンを設定しておけば、アプリと同じようにアイコン用の画像がしっかりと表示されます。
※推奨画像サイズ:180px x 180px
※弊社のコーポレイトサイトのapple touch icon↓

Google Analyticsについて
Googleが提供するWebサイトの解析ツールのことを指します。Webサイトに訪れたユーザーの情報を知ることができます。
GoogleAnalyticsにログインすることで作成したWebサイトのアクセス状況を確認できます。
取得方法については以下の手順で行うことができます。
1.Googleアカウントを作成する
Googleアカウントを持っている場合はログインし、持っていない場合は新しく作成します。氏名など必要事項を入力すれば、簡単に作成できます。複数人でレポートを共有する場合は、各閲覧者のアカウントも必要になります。
2.Googleアナリティクスに登録する
Googleアナリティクスに登録する作業を行います。「無料で利用する」をクリックし、必要事項を入力しましょう。アカウント名に会社名や部署、Webサイトの名前やURLを設定すれば、アカウント作成が完了です。
3.トラッキングコードを設置する
登録が完了すると、トラッキングコード(グローバルタグ)が発行されます。Googleアナリティクスを稼働させるために、情報を得たい全ページに書き込む必要があります。このトラッキングコードを見たいウェブサイトのコーディング部分に埋め込むことで、アクセスの解析を行うことができます。
CMSについて
CMSとは「コンテンツマネジメントシステム」のことを指します。Webサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、デザイン・レイアウト情報(テンプレート)などを一元的に保存・管理するシステムとなります。HP公開の上で必須ではないですが、CMSを導入することのメリットは3点ほどあります。
1.コードに関する知識がなくてもwebの更新・追加が可能となること。
2.Webサイト運用の分業化を促進できること。
3.マルチデバイスの対応が可能となること。
また、最近では、リード情報のスコアリング機能が搭載されているものもあり、MAシステムとの連携によりメールマーケティングや対面営業などに役立てることができます。
まとめ
HPを公開するまでの手順の紹介と、用語の解説を行いました。
必要なことは多々ありますが、一つずつ準備していき、無事にHPを公開していきましょう。
また、弊社ではHPの作成から公開までワンストップでご提供しております。
もしHP公開をする予定の方はぜひ、弊社のサービスをご利用くださいませ。