目次

    (後編)WEBディレクターとして覚えるべきIT用語51~100


    あいみつ

    あいみつとは、「相見積もり(あいみつもり)」を略した言い方です。 ビジネスシーンでは前の4文字だけを取って「あいみつ」と呼んでいます。 「相見積もり」は、複数の業者から同じ条件で見積もりを出してもらい、料金を比べることを指します。


    パンくずリスト

    パンくずリストとは、閲覧者が現在サイト上のどこにいるのかを簡単に確認できるページナビゲーションです。よく見かける例として、「HOME > 〇〇 > 〇〇」のような形のものです。


    ユーザビリティ

    ユーザビリティ

    ホームページやソフトウェアなどの操作性や使いやすさの指標をいいます。ホームページを制作する際は、閲覧者のユーザビリティを考えながら制作していく必要があります。


    リスティング広告

    リスティング広告とは、検索キーワードに応じて検索結果に表示される広告のことです。検索結果に応じた広告が表示されるため、クリックした人=広告内容に興味がある人、となりターゲットの地堀込みにも有効です。


    レスポンシブデザイン

    パソコン・タブレット・スマートフォンなど、多種多様な画面サイズよって、見やすい表示に自動で切り替える仕組みを持つデザインのことです。

    最近ではスマートフォンでのホームページ閲覧者が増え、スマートフォンでの閲覧を第一とする「モバイルファースト」という言葉もあります。


    トンマナ

    トーンとマナーの略語。

    テイストやコンセプトに統一性を持たせることを指します。

    複数ページなど世界観を保ったままのページデザインが必要なときに使われることが多いです。

    注意したいのは、どこまでトンマナに忠実であるかをクライアントと詰める必要があります。


    トルツメ

    トルツメは取って詰める、合わせてトルアキは取って空けるという意味です。

    主にキャッチやリード、本文など文章中の校正に使われます。


    ペンギンアップデート

    ペンギンアップデートとは、グーグルが行った検索エンジンの仕組みを変えるアルゴリズムのアップデートのひとつ。パンダアップデートと同様、白黒はっきりさせることが目的で、色が白黒のペンギンと名前がついた。

    対象となるのはスパム行為や、ウェブマスター向けガイドラインに著しく違反しているWebページで、そのようなwebページは検索結果の順位が下げられる。


    パンダアップデート

    パンダアップデートとは、グーグル検索結果の品質を高めるために実施しているアルゴリズムのアップデートのひとつ。

    グーグルが行う大型アップデートは検索結果に大きく影響し、ある時期、パンダアップデートの言葉はSEO業界を席巻した。

    ペンギンアップデートは、外部的な要因が評価されるが、パンダアップデートはサイト内部のコンテンツの質が評価されるという点が違う。


    スニペット

    スニペットは一般的には「切れ端」「断片」という意味の英単語だが、検索エンジンでは検索結果の一部として表示される、Webページの要約文のことを指す。

    HTMLのコード上では「ディスクリプション」がそれに該当する。


    キャッシュ

    Webブラウザでホームページを表示させた時、ホームページの情報(画像や文章など)が一時的に自分のパソコンに保存される機能を「キャッシュ」と言います。

    キャッシュに情報が保存されることで、次に同じホームページを表示する時はキャッシュに保存された情報を読み込むので、表示が早くなります。

    デバッグ時等にキャッシュが残っていると、修正箇所が反映されない場合があるので注意が必要です。


    パーマリンク

    パーマリンクとは、ブログの記事一つ事に割り当てられたURLの事です。

    パーマ(perma)はパーマネント(permanent:永続する)の省略の事で、記事が増えたり構成が変わったりしても変化しない固定的なリンクという意味合いです。


    Exif(イグジフ)

    JPEGなどの画像ファイルに裏でこっそりくっついている情報です。 たとえばスマホで何か写真を撮った場合だと、撮影した端末の種類、撮影日時、場所、縦横どの向きで撮ったか、などの情報がExif情報として保存されています。 これを元にして個人情報が特定できたりしてしまうことがあるので注意が必要です。 ちなみにSNSやブログにアップする画像については運営側のシステムが自動でExif情報を消してくれるので気にする必要はありません。


    オープンソース

    プログラムの中身が一般公開されているソフトウェアをことをいいます。 これにより世界中の人がプログラムの改良や再配布を行うことができ、そのソフトウェアは進化がしやすくなります。 デメリットとしては、オープンソースであるためにそのソフトウェアの脆弱性も露呈しやすくなる点です。


    alt属性(オルトぞくせい)

    よく「アルト」と間違えて呼ばれがちですが、正しい読みは「オルト」です。 ホームページ内の画像に付属できる情報のひとつです。 通信エラーなどで画像が表示されなかったときに、その画像が何を意味するものであったのか、alt属性に指定した文字列を代替テキストとして表示することができます。 また音声読み上げブラウザを使用した場合はalt属性の内容が読み上げられますので、適切な文字列を入力することが必要です。


    サブドメイン

    たとえばヤフーのドメインは「yahoo.co.jp」ですが、同社で提供しているヤフーオークションのドメインを見ると「auctions.yahoo.co.jp」、ヤフーショッピングでは「shopping.yahoo.co.jp」というふうに頭に文字列がついています。 この「○○.yahoo.co.jp」の○○の部分をサブドメインといいます。 自分が管理しているドメインであればこのサブドメインの文字列は自由に設定することができ、メインドメインのサイトとは別のサイトとして運営することができます。


    jQuery(ジェイクエリ)

    便利なjavaScriptのプログラムがたくさん格納された倉庫のようなものです。 自分のホームページからこのjQueryを読み込むことによって、スライダーやパララックス効果などの動きのある機能を実現することが可能です。 ただし設置には最低限のjavaScriptの知識が必要です。


    .htaccess(ドットエイチティーアクセス)

    ホームページを格納するサーバーに設置するファイルのひとつです。 サイト全体の動作を制御する命令文を書くことができるため、 「このページに訪れた場合は自動で違うページにジャンプさせる」 「パソコンから見ているのか携帯から見ているのかを判別して見せるページを切り替える」 「このページではパスワード入力を要求する」 「特定ユーザーからのアクセス拒否」 など様々な機能をホームページに持たせることができます。


    ハンバーガーメニュー

    ホームページのヘッダーなどに表示されるメニュー項目は、表示画面が狭いモバイル端末では邪魔になってしまうことがあります。 そのため横線三本のアイコンを表示して、それをタップすると初めてメニュー項目が現れるようになる仕組みを使っているサイトも多くあります。 この横3本線のアイコンがハンバーガーに見えるため、ハンバーガーメニューと呼ばれています。


    ブラックハットSEO

    SEOのための手法はいくつもありますが、汚いやり方を用いて行う邪道のSEOのことです。 意味のない大量のページを量産したり、常識を超えた量のキーワードを埋め込んだり、人間に見えない文字色やサイズでキーワードを埋め込んだり、外部リンクをお金で購入したり。 これらは検索エンジンを欺いて検索上位表示を狙うものですが、近年の検索エンジンのアルゴリズムの進化により通用しなくなりました。


    フラットデザイン

    ホームページのデザイン手法のひとつです。 一昔前は立体性だったり、グラデーションを多用したデザインが主流でした。 フラットデザインは平面的でシンプかつ余白を多用したスタイリッシュなデザインで、最近のホームページの主流になりつつあります。


    ペライチ

    「ぺらぺら一枚」の意味で、ホームページにおいては1ページのみで構成されたサイトのことを言います。 1ページしかないサイトというと物足りない印象を受けるかもしれませんが、名刺代わりのコーポレートサイトやサービスサイトであれば特に不自由でないことも多くあります。

    また、ペライチのサイトを簡単に作れる「ペライチ」というCMSサービスも存在します。


    ユニバーサルデザイン

    文化、言語、国籍、老若男女、障碍の有無などに関わらず、すべての人に利用がしやすいデザインのことをいいます。 ホームページ制作においては、わかりやすいレイアウト配置、見やすい文字の大きさと色、適正なalt属性の指定など、少しでも多くの人が使いやすくなる配慮が必要です。


    ランニングコスト

    ホームページを制作すると、ドメイン代、サーバー代、サポート料などが1か月ごと、もしくは1年ごとにかかる場合がほとんどです。 こういった継続してかかる費用のことをランニングコストといいます。 ランニングコスト0円でホームページ制作を行う会社も少数ながらありますが、そのぶんイニシャルコストが高くなるケースもありますので注意しましょう。


    リダイレクト

    Webサイトの閲覧時、指定のページへアクセスした際自動的に他のページへ転送されること、またはその処理のこと。サイトリニューアルでWebサイトのURLが変更された場合、一時的にこの処理がされる場合が多いです。


    Auth Code(オースコード)

    Auth Code(オースコード)は不正なドメイン移管を防ぐことを目的に、ドメインに割り当てられている認証コードのことです。Webサイトのリニューアルなどでドメインを移管する際に必要になります。


    ネイティブ広告

    コンテンツの中に自然と溶け込ませるような形式で表示されている広告のことを指します。


    クロスセル

    クロスセルは、「他の商品などを併せて購入してもらうこと」を意味する。目的は、顧客当たりの売上単価の向上。

    たとえば、商品の販売時や購入後のフォローアップ時に、関連商品や「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といったレコメンドを提示することで、クロスセルを達成できる。


    死活監視

    Webサイト(Webサーバー)やシステムが動作しているかどうか、別のシステムから確認すること。通常は定期的に自動チェックを行い、サーバーから一定時間以内に反応がない場合はサーバーがダウンしているとみなして連絡が入る、または自動的にサーバーに対して何らかの処理を行うなどする。


    コミッション

    手数料や歩合を意味する語句です。広告代理店やアフィリエイト事業者は、広告主が支払う広告費の15%~20%を取り扱い手数料として受け取ることが多い傾向にあります。

    また、アフィリエイトなどでは、アフィリエイト事業者がアフィリエイターに対して支払う報酬のことを指す場合もあります。


    ディープリンク

    WWW上でのリンクの張り方の1つでサイトのトップページへのリンクではなく、個別コンテンツページへの直接のリンクのことです。

    古いディレクトリ型検索エンジンではリンク先はほとんどがトップページへのリンクでしたが、ロボット型検索エンジンが主流になり、検索エンジンからのリンクにディープリンクが多く含まれるようになりました


    ドアウェイページ

    特定のキーワードで検索結果に表示させ、来訪した人を他のページに誘導するために作られたページのことです。

    または、特定のキーワードでの検索トラフィックを獲得するためだけに作られておりオリジナルのコンテンツが含まれないページのことも指します。

    そのページ自体が訪問者に提供できる価値がほとんどないことが多いため、グーグルのウェブマスター向けガイドラインに違反する手法です。


    汎用JPドメイン名

    日本のドメイン名である.jpドメイン名の、さらに細かい種別の1つで、「ドメイン名.jp」の形になっているものを指します。

    「ドメイン名.co.jp」や「ドメイン名.ne.jp」などの「属性型・地域型JPドメイン名」とは異なり、1組織1ドメイン名の原則が適用されないため、1つの組織が複数の汎用JPドメイン名を持つことができます。


    バイラル

    話題や概念がウイルス(virus)のように広まっていく様子を表現する言葉です。

    たとえば、「バイラルキャンペーン」は、広告の内容が話題になり、人から人へと広がっていくことを狙う広告手法を意味します。


    パーミッション

    もとは「許諾」を意味する言葉で、Webの世界では、サーバー上でのアクセス権を表す場合が多いです。

    また、消費者に対して広告メールを送るなどのマーケティング行動をとる許可を本人から得ていることを指して「パーミッションを得ている」という場合もあります。


    ファセットナビゲーション

    ファセットナビゲーション(Faceted Navigation)とは、サイトのナビゲーションの種類を指す用語です。

    “さまざまな切り口(要素)でサイト内検索をしたりコンテンツを選んだりできる場合に、ユーザーに検索条件を入力させるのではなく、あらかじめユーザーに使いやすいだろう検索条件をサイト側が用意しておき、ユーザーはそれを選ぶだけでコンテンツを絞り込んでいける”といった仕組みのことを「ファセットナビゲーション」「ファセット検索」と呼びます。


    フラッシュマーケティング

    「24時間」のように期限を決めたり予定数を設定したりして、ソーシャルメディアで短期間に情報を拡散させて売ることから、”フラッシュ”に例えて呼ばれています。


    リアルタイム検索

    Webに公開されたコンテンツが、すぐに検索できるようになる仕組みを指します。

    または、この技術を利用して、検索結果画面に新しい検索結果が自動的に次々と表示される検索インターフェイスのことでもあります。


    レジストラ

    ドメイン名の登録受け付けや支払いの業務を担当する組織を指し、指定事業者とも呼ばれています。

    レジストラは、ドメイン名のデータベースそのものを管理しているわけではなく、申請者から受け付けたドメイン名登録の情報をレジストリに対して登録します。実際にデータベースを管理しているのはレジストリと呼びます。


    CGI

    クライアントからの要求に応じて、Webサーバー側でプログラムを動かす仕組みを指します。

    CGIを利用することによって、HTMLなどによる静的な情報だけでなく、プログラムの処理結果に基づいた動的な情報を提供することができます。


    JPRS

    株式会社日本レジストリサービス(Japan Registry Services)の略称です。JPRSは、日本のドメイン名である「JPドメイン名」の登録管理と、ドメインネームシステム(DNS)の運用を担っている、JPRドメイン名のレジストリです。

    また、JPDirectというレジストラ業務も行っています。


    PageRank

    グーグルが採用している、インターネット上でページからページへと張られたリンクをもとに、各ページの重要度を推定する手法です。

    WebページからWebページへとリンクを張ることは、リンク元ページがリンク先ページに対して「このページを見ると良いよ」と推奨していることを意味すると考え、多くのページからリンクを張られているページは、多くの人から推奨されている良いページであるとして評価が高くなる仕組みとなっています。


    PHP

    リアルタイムで情報更新したりリクエストごとにページを生成したりする動的なサイトを作るため使われる、サーバーサイドスクリプト言語(Webサーバー側で動作するプログラミング言語)です。

    PHPはHTMLに埋め込まれて動作し、拡張子も.htmlではなく.phpとなることが多いです。


    SLA

    Service Level Agreementの略で、サービスをどの程度の品質で提供するのかを定めた契約のことを指します。


    SERP

    検索エンジンの検索結果を表示するページのことで(Search Engine Result Page)、SERPsと複数形で使うことも多いです

    検索語句(キーワード)に関連性のあるページがより上位に表示されるように順序付けされています。


    SSI

    Server Side Includeの略で、サーバー側で処理を行ってHTMLに反映させる仕組みのことです。

    サーバーがSSIに対応している必要があるものの、特定のプログラムを使用しなくてもコマンドに基づいた動的なWebページを生成できます。


    CGM

    Consumer Generated Media(消費者生成メディア)の略で、主にインターネット上で消費者が書き込むことで内容が生成されていくメディアのことを指します。既存のマスメディアなどの、プロがコンテンツを作るメディアと対比して使われる。関連語としてUGCなどがあります。


    DOM

    DOMとは、Document Object Modelの省略表記で、プログラムやスクリプトが文書の内容や構造、見栄えに対してアクセスできるようにするためのインターフェースのことです。HTMLやスクリプト、CSS等を組み合わせ、動的なWebコンテンツを実現するDHTML(Dynamic HTML)と呼ばれる技術がありますが、これに代わる標準的な仕組みとして、W3Cが策定しています。


    ユーザーエージェント

    ユーザーエージェントとは、あるプロトコルを解釈して情報をやりとりするためのプログラムの総称です。一般的に、HTTPを解釈してHTMLやCSSなどをやりとりするプログラムを指すことが多いですが、メールを送受信するプログラムなどもユーザーエージェントに含まれます。

    また、HTML文書を閲覧するためのブラウザもユーザーエージェントであり、検索エンジンのロボットなどもユーザーエージェントに含まれます。


    ベクターデータ

    ベクターデータとは、点の座標やそれを結ぶ線を数値データで記録・再現する画像方式です。

    線や面の輪郭がはっきりしたイラストやCGにおいて制作されます。画像を色のついた点(=ドット)の羅列・集合として表現するビットマップデータとは異なり、ベクターデータはデータを展開するたびに数値データを再計算するため、拡大・縮小・色変更・変形をしても、画質が損なわれません。画質を損なうことなくどんなサイズにも適応できるため、看板やポスターといった大きな印刷媒体はもちろん、WEBデザインなどにも利用できます。

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