目次
古いJavaScriptの書き方
var doraemon=”ドラえもん”;
function get_doraemon(){
return doraemon;
}
古い書き方だとこんな感じになります。
これがなんでいけないかというと
var doraemon=”ドラえもん”;にあります。
varが再宣言できちゃうからです。
JavaScriptの古い書き方だと、varが再宣言できちゃうから、
var doraemon=”ドラえもん”;
var doraemon=”のび太”;
なんていうマネができちゃう。
ー-要するに何が言いたいの?
普通どのプログラミング言語でも、
起動すれば『上から下にプログラミング言語が走っています』
これを『順次処理』といいます。
これは感覚的に日本語や英語と同じように考えてもらって大丈夫です。
varが再宣言できちゃうと普通、上から下へくだっていく処理がある時は、
『上の記述へ行く』可能性があるということです。
一言でいえば、『バグの温床になりやすい』。
JavaScriptの開発者「こりゃ、イカン!」と考えたわけです。
他のプログラミング言語と同じにしなければと、
作られたのはES2015(ES6)ってやつです。
今やモダンなJavaScriptはJavaと同じくらいキチっとした書き方になっています。
というのも、
ES2015(ES6)では宣言に使うvarに加えてlet,constが追加されました。
let,constの例
let doraemon=”ドラえもん”;
letを使った場合、verように上書きはできる。
doraemon=”ドラちゃん”;←エラーは起こらない正しい文法
ここまでは同じですね。
ここからは違うところを見せていきます。
letは再定義できない。
let doraemon=”ドラちゃん”;←エラーになる。
これが分かりやすいverとletの違いですね。
constは定数ですね。
他のプログラミング言語を触ったことがある方はすぐにピンときたはずです。
constは上書きも再定義もできません。
--let,constは多く使うのはどっち?
constですね。
定数は変更できないからです。
つまり、バグの温床になりにくい。
プログラマー/エンジニアが迷わずにすむ。
ですので、constを多く使うことが一般的です。
具体的には変数名、関数名に使われます。
const doraemon=”ドラえもん”;
今はlet,constが主流、verは機能は残っていますが、あえてverを使うこともないと思います。
いかがでしたか。
今回はlet,constについて書きました。
モダンなJavaScript は毎年変わっていきます。
筆者はだんだんとモダンなJavaScriptがJavaに近づいていくのをひしひしと感じます。