目次

    はじめに

    今回はMac上でLinuxの仮想環境を構築する方法について解説します。


    仮想環境ってなに?

    ローカル環境の多くはWindowsやMacといったOSで動いていますが、多くのサーバーはLinuxで動いています。そのため、サーバー上で動作するプログラムを作るためには、ローカル環境の中にLinuxと同じ環境を作る必要があります。

    Linuxのテスト環境、あるいは勉強用の環境を作りたいときには、「VirtualBox」のような「仮想環境」が便利です。仮想環境を構築することで、新しくPCを準備しなくても、1つのPCの中に複数のOSを共存させることができるようになります。普段使っているOSはそのままで、例えばWebブラウザでこの記事を読みながらVirtualBoxの中でLinuxを動かす、といったことができます。

    個人のコンピューターの中に、疑似サーバーを用意ようなイメージなので、開発中のソフトを様々なOSで動作確認をしたい、新しいOSを試してみたいなどのケースにわざわざ物理PCにOSを再インストールすることなく手軽に用いることができます。


    というわけで、VirtualBoxを使って、Linuxの一種であるCentOSの環境構築をやっていきたいと思います!


    1.バーチャルボックスのインストール

    まずはバーチャルボックスをインストールしていきます。公式ページからダウンロードボタンをクリック。自分のOSに合わせたインストローラを選択してください。

    URL: https://www.virtualbox.org/

    インストローラをダウンロードしたらファイルを開き、VirtualBox.pkgをクリックしインストールしてください。


    2.CentOSのダウンロード

    CentOSの公式ページへアクセス。ヘッダーのダウンロードボタンをクリックしてください。

    URL: https://www.centos.org/

    「CentOS Linux」の「8 (2004)」のISOが「x86_64」のリンクをクリックし、「The following mirrors ...」のメッセージ配下のいずれかのリンクをクリック(※どれを選んでもOK

    リスト内の「dvd」の文字列を含む.isoファイルをクリックし、ダウンロードする。

    3.VirtualBoxにて仮想環境を構築  

    VirtualBoxを起動します。


    仮想環境を作成します。
    「新規」から仮想環境の名前、タイプ、バージョン、メモリーサイズなどを決めます。基本的にデフォルトのままで大丈夫です。

    4.仮想環境のセットアップ

    起動をクリックします。

    起動ディスクの選択画面になるので、ダウンロードしたCentOS8の.isoファイルを選択。「start」をクリックします。

    黒い画面になるので、「Install CentOS Linux 8.y.z」を選択しreturnすると、言語設定画面になるので、「日本語」を選択し「続行(C)」をクリックします。

    「インストール概要」の画面になるので、以下の内容を確認/設定してください。

     「時刻と日付(T)」(「アジア」>「東京」に変更)、「ソフトウェアの選択(S)」、「インストール先」:※デフォルトのままでOK

    「インストールの開始」をクリックします。

    インストール完了後、「再起動」をクリックし、ログイン画面が出れば完了です!!


    いかがだったでしょうか。今後さらに構築した環境上にLAMP環境を作るなどしていきたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください!


    PREV
    2022.01.11
    バーナム効果とWEBサイト
    NEXT
    2022.01.11
    Jiraの使い方を解説