目次

    筆者のプロフィール

    30代前半の独身男性。昔から色々なWebブラウザーを利用しており、最初はFireFoxを利用し、Opera、Chrome、と利用してきた。
    Microsoft Edge(以降Edgeという)がChromiumベースに切り替わってからは、Edgeを試してみたところマッチして現在メインブラウザーにしている。
    ブラウザを使用して調べ物をするイメージ

    1.Edgeの基本情報

    インターネットエクスプローラー(以降IEという)の後継としてリビングスタンダードに対応すべく、2015年にリリース。当初はIEとも異なる全く新しいレンダリングエンジンを用いていたものの、互換性や開発費用などの観点から2018年よりChromiumベースに開発し直すことになった。
    (すなわち、Google Chromeの拡張機能が使えるだけではなくChromeにない機能を追加しているということである)

    2.セキュリティー

    Edgeでは、Chromiumにさらに追加でセキュリティを強化している。例えば、パスワードモニター等は、自身のパスワードがWeb上に漏洩したか調査する機能で、漏洩が見つかった場合パスワードの変更を促す仕組みが実装されている。
    パスワードモニターのイメージ

    3.パフォーマンス

    様々なサイトのベンチマーク結果があるが、どの結果もEdgeは良好な数値を示し、ChromeやFireFoxを凌ぐ結果を出すことが多い。特に、Windowsの環境下においては、開発元であるMicrosoftはさすがで、OSとの互換性の点で一つ頭が抜けている印象だ。
    他方で、Mac、Linux、Android、iOSへの対応も行っておりマルチに対応している。
    WindowsとEdgeの組み合わせがベストミックスであることを示す画像

    4.拡張機能

    Chromiumベースであるため、Chrome用の各種アドオンが使えることは先述した通りであるが、最近ではモバイル版にも拡張機能がリリースされるようになってきている。例えば、ダークモード非対応のWebサイトを強制的・疑似的に適用させる「Dark Reader」等が利用できるようになった。まだまだ開発中で今後数が増える見込みだが、スマホ版のブラウザのカスタマイズの幅が広がるとても良い試みだと思う。

    5.その他の機能

    その他個人的におすすめの機能を列挙する
    • (1)Webサイトのアプリケーション化
    • Chromeでも同様の機能が使えるが、操作が分かり辛かったり、かゆいところに手が届いていない印象がある。Edgeの場合「OS起動時に自動的に立ち上がる」等設定が分かり易く設置されており、ユーザーフレンドリーである。具体的な使い方としては、「Gmail」や「Googleカレンダー」等のWebサイトを開いて設定すると、タスクバーやDockから直接Webブラウザを介さず開くことが可能になる。Edgeとは別で動いているため、Edgeのウインドウを閉じても動き続けるためうっかり閉じてしまうことが防げるのも魅力だ。
    • (2)タブの縦並び機能(垂直タブバー)
    • 最近台頭してきた「Arc」と同様の機能が利用できる。通常、上部にあるタブを画面左側に縦並びに表示する機能だ。近年のトレンドとして、16:9以上のアスペクト比の横幅が広いモニタが主流だが、ことブラウジングにおいては、横幅を余しがちである。この部分を有効活用している機能である。
    • (3)サイドバー機能
    • タブとは反対の右側に常時固定表示する機能。Webサイトを「アプリ化程ではないし、タブで開くほどでもない。何かのサイトと一緒に見たい」といったときに重宝する機能。
      筆者の使い方としては、「ジョブカン」や「営業日数計算」等のサイトを登録してさっと打刻や計算したいときに利用している。サイト毎に前回設定した幅を記憶しておけるため、最適な幅でサイトをクイックに閲覧できる。
    • (4)Drop機能
    • サイドバー等から呼び出せる機能だが、簡単にいうとメモ機能である。こちらの便利な点は、同一アカウントであれば複数のデバイスで共有が可能ということである。例えば、Windowsで取得したURLをDrop経由でiPhoneやAndroidで開くことが可能となっている。画像も同じく添付することが可能なのでその点も便利である。
    • (5)音声読み上げ機能
    • ブラウザ標準で読み上げ機能に対応している。テストアップ時の文言確認などディレクターにはありがたい機能だ。スピードも任意で調整できるのも魅力である。
    • (6)画面分割機能
    • 同じウインドウの中で画面分割ができる機能。これまでは別のウインドウで分割作業していたため、どうしてもアドレスバーが邪魔になる等があったが、同じウインドウの中で開くことができるため作業効率が上がる。 画面分割機能

    6.まとめ

    今回の記事は「Arc」に興味があるけれど、「日本語対応されていないし、スマホでも利用できないからどうしよう...」と考えている人には刺さる記事かもしれない。
    「Chromeをインストールするためのブラウザ」と長年揶揄されてきたEdgeだが、今回の記事で少しは見直していただけたら嬉しいかぎりだ。
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