目次
1.リーチ
リーチとはマーケティング用語で、「インターネット広告の到達率」を意味します。
さらにわかりやすくいうと、出稿した特定の広告に触れた人数、ユーザー全体の中での割合を指し示す指標のことです。
注意したいポイントは重複しないことが前提である点で、同じユーザーが広告を複数にわたって見た場合のリーチ数のカウントは「1」になります。
リーチという指標を確認することで、例えば自社の広告にユーザーがどのくらい到達したのか明確に分かるので重要度の高い指標といえるでしょう。
2.フリークエンシー
リーチとフリークエンシーは特に意味合いが近く混同して考えてしまう人が多いです。
ただ、実際にはリーチとフリークエンシーを照らし合わせると下記の通りになります。
リーチ:自社の広告を見たユーザーの割合
フリークエンシー:1人のユーザーに対して広告・投稿が表示された平均回数(接触頻度)
ユーザーの割合と表示された平均回数という違いがあるので十分に理解する必要があります。
3.インプレッション
インプレッションはネット広告やSNSでの投稿が表示された回数のことを指します。
ユーザーに表示されるごとにインプレッションのカウントは「1」ずつ増えていくのがポイントで、1カウントごとに「1Imp」と表記されることも多いです。
インプレッションは単純に広告が表示された数なので、1,000人のユーザーが1度ずつ広告・投稿を見た場合も、1人のユーザーが1,000回広告・投稿を見た場合も同じカウントになります。
少しフリークエンシーとも似ていますが、フリークエンシーはあくまでも1人のユーザーに対して広告・投稿が表示された平均回数なので違いを理解しておきましょう。
4.エンゲージメント
エンゲージメントは元々「関心、親近感」といった意味があります。広告・投稿におけるエンゲージメントは、クリック、購入、シェア、コメントなどが当てはまります。
実際に広告・投稿がどのくらいエンゲージメントを集めたのか表すエンゲージメント率は下記の計算例で求めることが可能です。
【例:Facebook広告の場合】
(いいね!数+シェア数+クリック数+コメント数)÷リーチ
さらに、広告・投稿を見た人を実人数で表した数であるリーチ数で割ることで、エンゲージメント率が出るのでどのくらい関心を持たれているのか、わかりやすくなります。
広告やSNSでの投稿がユーザーに関心を抱かれているのか確認したい場合は、重視すべき項目といえるでしょう。
5.PV
PVは、実際にユーザーがWebページや投稿を直接見た数値を表しています。
マーケティングに関する指標として用いられることの多い項目になっており、マーケティング用語の中でも知名度は高いです。
PVは広告の有無に関わらず、ユーザーが自社のWebページや投稿を直接見たページ数がカウントされています。
例えば、広告が1つ表示されているWebページをユーザーが2回閲覧した場合は、下記のようなカウントになるのがポイントです。
リーチ:1
インプレッション:1
PV:2
このように広告への到達を表すリーチ、広告が表示された回数を表すインプレッションとも異なる項目なので、あらかじめ把握しておきましょう。
まとめ
今回の記事ではマーケティング用語における分析指標の基本5つをご紹介いたしました。
其々の概念を正しく理解し、効果測定の際に分析することで自社のマーケティング施策に活かすことができます。
今回の記事で広告・投稿を分析し、広告をより理解できるようになると嬉しいです。
引用by:優良WEB