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    オデッセイ・プロジェクト

    フランスでは、世界最大級のビデオゲームコレクションを収蔵する博物館を開設する「オデッセイ・プロジェクト(Odyssey Project)」が進行中です。

    ディズニーランド・パリのそばに開設予定の博物館は、ゲームコレクターのリュドビク・シャルル(Ludovic Charles)さんとユーチューバーの「テブ(Tev)」ことブノア・テブニ(Benoit Theveny)さんが発案。館内には、日本のポップカルチャーや食を紹介する「日本村」もつくられる予定だといいます。

    シャルルさんは20年がかりで家庭用ゲーム機2,200個を収集。任天堂、セガ、ソニー、マイクロソフトなどが発売したゲーム機のありとあらゆるバージョンを所有しています。
    「全種制覇を目指しつつ、最終目標は常に博物館をつくることでした」というシャルルさんは、同館でビデオゲームの進化の歴史を網羅したいと考えています。
    2人はプロジェクトの実現に向け、100万ユーロ(約1億6000万円)を超える資金をクラウドファンディングですでに調達しています。
    東京在住のテブニさんは、博物館の方針として、「マインクラフトで遊ぶ3歳児から、黎明期にポン(卓球ゲーム)に興じた50~60代まで」誰でも楽しめる施設にすることを挙げました。

    フランスではこれまでにもビデオゲーム文化に焦点を当てた博物館が作られてきましたが、受難が続いています。ストラスブール郊外のピクセル博物館は開館から3年後の2020年に閉鎖され、またパリ近郊のオフィス街ラデファンスに設けられた博物館は、わずか10日で幕を閉じました。
    テブニさんは先人の「挑戦から学びました」と強調。建設予定地のパリ東郊ビュシーサンジョルジュ町長はeスポーツ計画にも取り組んでおり、全面的な協力を取り付けているといいます。館内にはeスポーツを紹介するコーナーも設けられる予定です。

    シャルルさんとテブニさんは、2025年中に着工し、翌26年の開館を目指しています。
    どうぞご期待ください!

    参考:AFP (2023.11.03)
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