目次
インタラクションデザインの5つの項目
(1)「人間と機械のコミュニケーション」を翻訳する
インタラクションデザイナーのもっとも基本的な役割は、人間と機械のコミュニケーションの「翻訳者」となることです。人間と機械が簡単に、効率的にコミュニケーションできる方法を考えます。
(2)「アクション/リアクション」をトータルに設計する
アクション/リアクション(操作と操作に対する反応)が常にアクティブな状態であることが重要です。そのために、設計者はアクション/リアクションが時間の経過とともにどのように進行するかを理解し、予測する必要があります。
(3)「今の状態」を伝える
ユーザーがアプリケーションの現在の状態を理解できるようにすることも必要です。情報の表示や音などの「反応」で、現在の状況をわかりやすく伝え、ユーザーが「次にどんな操作が可能か」「適切か」がわかるように設計することが求められています。
(4)「ワークフロー」を見える化する
インタラクションデザインは、個別のタスクを完了するだけでなく、マルチタスクのフローをわかりやすく指南することにも向いています。その機能が「誰に向けたものなのか」「なにができるのか」を整理するとともに、その先にどのような機能や選択肢があるのかをわかりやすく伝えることが大切です。
(5)「エラー」に対応する
人間同士のコミュニケーションと同様に、人と機械とのコミュニケーションでも、誤解や間違いは生じます。これらのエラーを予測し、最小化し、「ユーザー」「システム」の両面から簡単に回復できるように設計することが必要です。
Introducing Interaction Design
Posted by Bob Baxley
前編まとめ:ユーザーが快適に操作できるデザインのために
インタラクションデザインは、ユーザーとシステムの相互作用を円滑にするもです。
上記の5つの項目に加え人間工学、生物学や認知心理学の考え方を用いてユーザーにとって一番使いやすいデザインを論理的に考えます。
またこの考えはUXを向上させるために必要不可欠な工程の一つでもあります。
後編つづきます。