目次
はじめまして。
WEBディレクターのあいあいです。
私がアイデアランプに入社して早々のある日のこと。
WEBディレクターとしてまだまともにワイヤーを描いたことのない私に、
社長から「イケてるワイヤーを描けるようになれ!」とのお題が。
この難しくもディレクター必須のお題に挑むべく、考えたこと、勉強したことをご紹介していきます。
■そもそも「ワイヤーフレームとは何か?」
ワイヤーフレームとは、サイトの完成イメージが可視化された、サイトの設計図です。
[ユーザーが使いやすいように設計されている]ということと、
[スムーズに制作できるよう制作者に意図が伝わる]ということが重要だと考えられます。
■じゃあ、ワイヤーフレームが「イケてる」ってどういうこと?
「ユーザー」「制作者」の2者に対して、イケてるポイントを思いついたままあげてみました。
ユーザーを意識した場合は
・ユーザーの心理プロセスに合わせた情報整理がされている
・わかりやすい動線設計がされている
・ついクリックしてしまうところにボタンがある
・ささるコピーが的確に並んでいる etc.
制作者を意識した場合は
・デザイナーが悩まないように余計なデザインは入れない
・とはいいつつも、重要なポイントが伝わるように指示を整理する
・要素の優先順位がわかるようにメリハリをつける etc.
などが思いつきました。(ベテランディレクターの方々はもっとポイントが思いつくかもしれません...!)
上記のポイントを実現するためには、認知心理学、行動心理学、コミュニケーション学、物語論、
などなど、いろんな分野の知見が必要そうです。
さまざまな知見が盛り込まれ、考えぬかれたワイヤーこそが、イケてるワイヤーなのでは、、!と考えました。
■イケてるポイントを作ってみよう(情報整理編)
こういった知見をどうやってワイヤーフレームのイケてるポイントにしていくのか、試してみましょう。
今回は先ほどあげた[ユーザーの心理プロセスに合わせた情報整理がされている]を深掘りしてみます。
グローバルメニューのコンテンツをどう並べるか、悩んだことはありませんか?
私は、最初なんとなく並べてしまいました・・・・。
これでは、ユーザーを考えたイケてるワイヤーとは言えないですね。
そんな優先順位を考える上で使えるのがマーケティング論で使われる【パーチェスファネル】です。
■パーチェスファネルとは?
“パーチェスとは英語で「購入・購買」のことを指し、消費行動の流れを図式化したものです。認知→興味・関心→比較・検討→購入・申込という段階を経るに従って、だんだん少数に絞り込まれていく様子が、逆三角形の漏斗のような形になることを表しています。”
この消費行動のどこにコンテンツA、B、C、Dが当てはまるのか、を考えることで、
優先順位付けすることができ、ユーザーに効果的なアプローチができるようになります。
コンテンツの並べ方ひとつをとっても、ちゃんと理由が述べられる。
これがイケてるワイヤーフレームを描くということなのかもしれません。
これからもイケてるワイヤーフレームを描くためのジャーニーは続きます。
【今回のイケてるポイント】
優先順位付けに迷ったら、ユーザーの消費行動に当てはめてみる
【もっと知識を深めたい方は下記キーワードで調べてみよう!】
マーケティング学、購買行動モデル、AIDMA、パーチェスファネル
参考サイト https://www.innovation.co.jp/urumo/funnel/