目次

    はじめまして。

    WEBディレクターのあいあいです。


    私がアイデアランプに入社して早々のある日のこと。

    WEBディレクターとしてまだまともにワイヤーを描いたことのない私に、

    社長から「イケてるワイヤーを描けるようになれ!」とのお題が。


    この難しくもディレクター必須のお題に挑むべく、考えたこと、勉強したことをご紹介していきます。




    そもそも「ワイヤーフレームとは何か?」

    ワイヤーフレームとは、サイトの完成イメージが可視化された、サイトの設計図です。

    [ユーザーが使いやすいように設計されている]ということと、

    [スムーズに制作できるよう制作者に意図が伝わる]ということが重要だと考えられます。




    じゃあ、ワイヤーフレームが「イケてる」ってどういうこと?

    「ユーザー」「制作者」の2者に対して、イケてるポイントを思いついたままあげてみました。


    ユーザーを意識した場合は

    ・ユーザーの心理プロセスに合わせた情報整理がされている

    ・わかりやすい動線設計がされている

    ・ついクリックしてしまうところにボタンがある

    ・ささるコピーが的確に並んでいる etc.


    制作者を意識した場合は

    ・デザイナーが悩まないように余計なデザインは入れない

    ・とはいいつつも、重要なポイントが伝わるように指示を整理する

    ・要素の優先順位がわかるようにメリハリをつける etc.


    などが思いつきました。(ベテランディレクターの方々はもっとポイントが思いつくかもしれません...!)



    上記のポイントを実現するためには、認知心理学、行動心理学、コミュニケーション学、物語論、

    などなど、いろんな分野の知見が必要そうです。


    さまざまな知見が盛り込まれ、考えぬかれたワイヤーこそが、イケてるワイヤーなのでは、、!と考えました。



    イケてるポイントを作ってみよう(情報整理編)


    こういった知見をどうやってワイヤーフレームのイケてるポイントにしていくのか、試してみましょう。

    今回は先ほどあげた[ユーザーの心理プロセスに合わせた情報整理がされている]を深掘りしてみます。


    グローバルメニューのコンテンツをどう並べるか、悩んだことはありませんか?

    私は、最初なんとなく並べてしまいました・・・・。


    これでは、ユーザーを考えたイケてるワイヤーとは言えないですね。

    そんな優先順位を考える上で使えるのがマーケティング論で使われる【パーチェスファネル】です。




    パーチェスファネルとは?

    パーチェスとは英語で「購入・購買」のことを指し、消費行動の流れを図式化したものです。認知興味・関心比較・検討購入・申込という段階を経るに従って、だんだん少数に絞り込まれていく様子が、逆三角形の漏斗のような形になることを表しています。


    この消費行動のどこにコンテンツABCDが当てはまるのか、を考えることで、

    優先順位付けすることができ、ユーザーに効果的なアプローチができるようになります。

    コンテンツの並べ方ひとつをとっても、ちゃんと理由が述べられる。

    これがイケてるワイヤーフレームを描くということなのかもしれません。



    これからもイケてるワイヤーフレームを描くためのジャーニーは続きます。




    【今回のイケてるポイント】

    優先順位付けに迷ったら、ユーザーの消費行動に当てはめてみる


    【もっと知識を深めたい方は下記キーワードで調べてみよう!】

    マーケティング学、購買行動モデル、AIDMA、パーチェスファネル



    参考サイト https://www.innovation.co.jp/urumo/funnel/


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