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PHPとは
PHPとはラスマス・ラードフによって1995年に生み出されたプログラミング言語で、現在は「The PHP Group」というコミュニティが開発・提供しているオープンソースのサーバーサイドプログラミング言語です。
ホームページを構成する様々な言語を処理するためのサーバサイド・スクリプトの一つで、動的にホームページを生成することが可能です。
古いバージョンを使い続けていくことの問題点
1. セキュリティの脆弱性
PHP本体は、コアと呼ばれる本体部に加え、150 を超える拡張モジュールで構成されています。
本体はもちろん、各々の拡張モジュールに脆弱性が発見される事があり、その都度修正対応が行われています。
そのため、古いバーションを使い続けるということは、脆弱性の改善がされていない状態のまま使用しているということになります。
セキュリティの脆弱性を防ぐためには、他のシステムレベルのスクリプト言語やプログラムと同様に更新し、最新バージョンとその変更を常に認識し続けることです。
PHPに関わる多くの脆弱性情報を確認することができるサイト
・JVN (Japan Vulnerability Notes)
2. サポートの有無
2023年5月現在、公式にサポートされているのは 8.2, 8.1, 8.0 の3系統です。
しかし、2023年5月現在でも、PHP 7.2、7.3、7.4の推奨はされていないが、今も多くのウェブサイトで使用されています。
PHP の各リリース ブランチは、最初の安定リリースから 2 年間完全にサポートされ、この 2 年間のアクティブ サポート期間の後、各ブランチは重大なセキュリティ問題についてのみ、さらに 1 年間サポートされます。
PHPは常に更新されているので、最新情報は必ず確認しておきましょう。
3. パフォーマンスの低下
主に、ホームページの表示速度の低下が挙げられます。
古いバージョンは新しいバージョンと比べて処理速度が遅いため、ホームページの表示速度が遅くなってしまう可能性があります。
表示速度が遅いと、ユーザーの離脱率を高めたり、SEOの評価を下げてしまったりします。
まとめ
ここまで様々な問題点を挙げてきましたが、実際にPHPのバージョンアップをどのようにするのか分からない方もいると思いますので、別の記事で解説していきます。
この記事を通して、少しでもPHPのバージョンアップの重要性がお分かりいただけると幸いです。