目次
■ハーバード大学ベストセラー教授が教える『ハーバード式文章術』
参考文献:The Sense of Style
著者:Steven Pinker
01.視覚的かつ会話的であれ
まず初めに、もともと人間の脳は文字を読む事を得意としていません。なぜなら人間の進化の過程を考えると「視覚→会話→文章」の順番で進化を遂げているからです。ですので単に文章で説明するよりも「図・写真・イラスト」などに合わせて、会話調に近い、綺麗過ぎない文章を説明として加える事で相手の心は動かしやすくなると言えます。
◯コラム
かの有名な「マネジメントの父」ピーター・F・ドラッカー教授も一般向けの著作の際は、本に記述する内容をテープレコーダーに吹き込んでから書き起こしていたのだとか。
02.頭が良いフリをするな
過去の多くの研究から難しい用語・言葉に対して人は良い印象を持ちにくいという事が明らかになっています。また逆に分かりやすい文章にする事で3つのメリットを得る事が出来ます。
1.脳の負担が減る
2.書き手への好感度が増す
3.文章への信頼度が上がる
結果として読み手に多くの文章を読んでもらえる事によって、信頼度と好感度を得やすくなり相手の行動を促す事に繋がります。
03.知識の呪いに注意せよ
まず私たちが最初に知っておかなくてはならない事は、人間には自分の知っている知識は他人も知っているだろうと思い込むバイアスが存在するという事です。そして書き手が「普通は・常識では」と他人が知っている前提で、大事な情報を抜き取ってしまうと、読み手には往々にして全く伝わらない現象が起きてしまいます。ですので自分の中の常識・普通は他人には全く通用しない事を前提に、文章を作っていく事で伝わる文章を作れると言えるのです。
04.結論から書け
最後に上記のポイントを踏まえた上で、結論は文章の初めに持ってくる事が推奨されます。なぜなら効果の出やすい結論を最初に持ってくるアンチクライマックス法よりも、一流の小説やアニメに使われる結論を最後に持ってくるクライマックス法はかなり難易度が高いからです。ですので基本的には結論から始めて、その後に説明を加えていく逆ピラミッド法が良いと言えるでしょう。
05.まとめ
最後まで見て頂きありがとうございました。そして相手の「心を動かすハーバード式文章術」はいかがだったでしょうか??前回の記事である「無敵の広告文戦略」と「文章術」を合わせて使う事で『プレゼン資料・Webマーケティング・セールスメール』などの成果に大きく効果が期待ができ、試してみる価値が十分にあると思える引用元から情報を持ってきてますので是非、試してみて効果を実感してみてはいかがでしょうか。
「決断時の最善の選択は、正しい事をする事。次に良いのは間違ったことをすることである。一番悪いのは、何もしないことである」
ーセオドア・ルーズベルト(第26代アメリカ合衆国大統領/アメリカ初のノーベル平和賞受賞)