目次

    ロジカルシンキングとは

    ロジカルシンキングとは「論理的思考力」です。
    物事を筋道立てて考えていくことで話の因果関係や主張の根拠がわかりやすくなるので、問題解決がしやすくなったり、お客様に提案したり、相手を説得する時に役立つとのことです。


    具体的な考え方

    ロジカルシンキングの具体的な考え方をいくつかご紹介します。

    あいまいな表現ではなく具体的な表現で伝える

    コミュニケーションの祖語をなくすことにもつながります。
    …なるべく早めに → ○日の○時までに
    …売上が大幅に増加 → 売上が前年の1.2倍に増加



    「空→雨→傘」で考える

    「空を見たら黒い雲がでていたので、雨が降りそうだから、傘を持って行った。」
    これは事実と、解釈・推測と、結論・行動の区別をつけることの例えです。
    「空」は「事実」を指します。
    空に黒い雲がでているということは実際に見て確認した客観的な事実です。

    「雨」は先ほどの事実をもとにした「解釈・推測」を指します。
    黒い雲が出ていたという事実から導いた「この後雨が降るかもしれない」といった解釈・推測です。

    「傘」は「結論・行動」を指します。
    先ほどの「雨が降るかもしれない」という解釈・推測から導いた、じゃあ傘を持って行こう!という結論・行動です。

    「事実」を踏まえて「解釈・推測」をし、その結果「結論・行動」に辿り着くという考え方は筋道が立っている、つまりロジカルに考えられていると言えます。




    MECEで考える

    MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字をとった言葉で、日本語に訳すと「モレなく、かつダブりのない状態」です。

    MECEを実践するには、「切り口」が重要になります。
    例えば、自社サービスの客層を分析したいときに「会社員」「主婦」「未婚」「リピーター」といった分け方をした場合、「学生が漏れている」(モレ)とか、「リピーターの主婦はどうなるのか」(ダブり)といったことが起きてしまいます。(図1)
    MECEに切り分けをしたい場合は、思いつきで項目を羅列するのではなく、「世代別」や「男女別」、「○○である / ○○でない」などの"ある1つの観点"で切るようにすることが重要です。
    切り分けの観点を年代別として、(20歳未満、20代、30代、40代、50代……)のように分けると、「漏れなく、かつダブりのない状態」を作ることができます。(図2)

    最後に

    基本姿勢はここに挙げたもの以外にもたくさんあるようなので、調べてみてもいいかもしれません。
    また、考えるためのフレームワークも複数存在します。(ロジックツリー、ピラミッドストラクチャー、なぜなぜ分析、因数分解、演繹法・帰納法など)
    ロジカルシンキングは毎日意識して使うことで段々できるようになっていくみたいなので、私も習得できるよう少しずつ意識していこうと思いました!トレーニング法もいくつかあるようです。
    ここまでお読みいただきありがとうございました!
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