目次
プロダクトマネジメントとは
プロダクトマネジメントとは「製品やサービスのライフサイクル全体を管理し、市場ニーズに応えるために戦略を策定する組織機能およびプロセス」のことです。
そのプロダクトマネジメントを担うプロダクトマネージャー(PdM)は、ビジネス目標や顧客要件を理解し、プロダクト開発やマーケティングプロセスを統括します。
製品やサービスによって目標や課題は異なるので、プロダクトマネージャーが中心になって独自のアプローチを構築する必要があります。
プロダクトマネジメントの視点「ビジネス × デザイン × テクノロジー」
プロダクトマネジメントは、「ビジネス × デザイン × テクノロジー」という3つの領域の視点を併せ持つことが必要です。
これら3つの視点を統合して、それぞれのプロダクトの目標や課題解決を達成するプロセスを進めます。
ビジネス
すべてのプロダクトはビジネスの上に成り立っています。そのために、マーケティングリサーチや競合分析を通じて需要やトレンドといった市場理解が不可欠です。
デザイン
顧客やユーザーに利用してもらうためには、ユーザビリティや体験価値の向上が求められます。綺麗な見た目やグラフィックだけではなく、機能がユーザーの課題を解決しているかどうかや、迷うことなく使いやすい設計になっているかなどもデザインに含まれます。
テクノロジー
テクノロジーは、プロダクトとは切っても切り離せない領域です。プロダクト要件や開発の進捗管理、主要機能のソリューションなど多くの場面で関わります。
プロダクトマネジメントの業務内容
プロダクトマネジメントの業務は、「プロダクト開発に関わるすべて」です。
KPIの設定をはじめとするロードマップや戦略策定、ブランディング、プロダクトのプロトタイピング、開発ディレクションなど、例だけでも多くを挙げられます。
当然チームとして取り組むので、すべてを独りでできる必要はありません。
ですが、プロダクトマネージャーは最低限、各領域の知見やスキルを身につけておく必要があります。
プロダクトマネジメントに必要なスキル
業務内容でお話した通り、プロダクトマネジメントは非常に幅広い領域にまたがります。
そのため、求められるスキルも多岐に渡ります。
ビジネス × デザイン × テクノロジー
プロダクトマネジメントは「ビジネス × デザイン × テクノロジー」の3つの領域の視点を統合して取り組む必要があります。
そのため、プロダクトの市場構造やビジネスモデル、マーケティング手法など、基本的なビジネススキルをベースにプロダクトの市場に関わる知見を持っておくことが求められます。
また、自分で画面デザインをしたりコーディングをしないにしても、デザイナーやエンジニアと関わり協働していきます。そのため、プロダクトデザイン(UX / UI)やテクノロジーの知見を身につけておくことも重要です。
コミュニケーション
プロダクトマネジメントはとても多くの領域に関わるので、当然関わる人も多くなります。
セールスやマーケティング、デザイナーやエンジニアといった他職種のチームメンバーから、プロダクトの顧客などステークホルダーが多く存在します。
こうした多くの人たちと関わることが必須なので、意見をまとめたり意思決定をするために、コミュニケーション能力は絶大な力を発揮します。
その他にもたくさんある
ここで紹介したもの以外にも、プロダクトマネジメントに関わる人が持っておきたいスキルはたくさんあります。
こちらの「プロダクトマネージャーに必要な6つのスキルとは?」でも紹介しているので、ぜひご覧ください!
プロダクトマネジメントを理解しよう!
いかがでしたでしょうか。今回はプロダクトマネジメントの基本についてご紹介しました。
すでにプロダクトマネージャーを経験されている方からすれば当たり前のことばかりだったかもしれません。
しかし、今後プロダクト開発に関わる人、プロダクトマネージャーを目指す人はぜひ押さえていただきたいことばかりだと思います!
今後はもっと具体的な事例や方法もご紹介していきたいです。
ではまた!