目次

    準備


    今回必要なものは以下の3つ
    ・Pythonの開発環境
    ・Skypeアカウント
    ・テスト用Skypeグループ

    では一つずつ見ていきましょう

    1.Pythonの開発環境

    最初にして最大の山場「環境構築」です。
    僕は「環境構築」と聞くだけでめまいがします。
    でも安心してください!Pythonは簡単に始めることができます!
    本当にサクッとできるのでささっとやってしまいましょう!

    当然ですがPythonを利用するには、Pythonをインストールする必要があります。
    今回僕は「Anaconda」をインストールしました。

    「え?Pythonどこいったの?」
    落ち着いてください。ちゃんと説明します。

    Pythonには、本家Pythonの他に特定の用途に合わせて機能を追加したパッケージである
    『Pythonディストリビューション』というものがあります。
    Pythonがハンバーガーだとすると、ディストリビューションはハッピーセットのようなものですね。

    今回はそのディストリビューションの中でも代表的なAnacondaを使用するというわけです。
    お分かりいただけたでしょうか?
    ではインストールに進みましょう!

    ・Anacondaをインストール!
    本家サイトからインストーラーをダウンロードします。
    ご自身のOSにあわせてダウンロードしてください。


    ダウンロードができたらインストーラーを起動!
    表示される画面に従って進んでいけば問題なくインストール完了すると思います。

    次はエディターの準備をしましょう。
    私はVSCodeを使用しています。
    拡張機能が豊富でカスタマイズができ、使いやすいのでおすすめのエディターです。
    ダウンロードはこちらから

    VSCodeでPythonを開発するための拡張機能のインストールが必要です。
    検索ボックスに「Python」と入力し、「Python」という拡張機能をクリック!
    インストールをすれば完了です。

    これで、Pythonでプログラムを書く準備ができました!


    2.Skypeアカウント

    こちらはグーグル先生に聞いてご自身で作成をお願いします!

    3.テスト用Skypeグループ

    こちらは地味に大切です。
    他の人がいるグループに謎のメッセージを何度も送信してしまうと迷惑になりますので、
    テスト用にメンバーが自分だけの一人ぼっちグループを作成しましょう。
    今回はそこにメッセージを送信します。


    さて、ようやく準備が整いました。
    いよいよ本題のメッセージ送信プログラムを書いていきましょう。

    Skypeにメッセージを送信しよう!


    1.Skypeにメッセージを送信するライブラリをインストールする

    ターミナルで以下のコマンドを実行します。
     pip install skpy
    これでオッケー!

    2.プログラムを作成する


    ここからはVSCodeにコードを書いていきます。

    #モジュールをインポート
    from skpy import Skype
    #URLを開くための拡張ライブラリ
    import urllib.request

    #Skypeにメッセージを送る関数を定義
    def send(user, password, topic, message):
        #ユーザー情報格納
        skype_obj =  Skype(user, password)
        #送信するグループを指定
        for c in skype_obj.chats.recent():
            channel =  skype_obj.chats[c]
            if hasattr(channel, 'topic') and channel.topic == topic:
                #メッセージを送信
                channel.sendMsg(message)
                break

    こんな感じになっています。
    緑色の文字は補足のコメントです。

    ここまででメッセージを送る関数を作成しました。
    次に自分の情報を入力します。

    id = "スカイプに登録したメールアドレス"
    password = "パスワード"
    group = "送信先のグループ名"
    send(id, password, group, '送りたいメッセージ')
    #送信確認用
    print("Pythonでメッセージを送信しました")

    「パスワードなんだっけ…」
    と思った僕みたいな方のために、Skypeヘルプのリンクを置いておきます。

    3.ファイルを保存する

    いい感じの名前をつけてファイルを保存します。
    今回は「skype-send.py」にしておきましょう!

    4.ファイルを実行する

    ターミナルで
    python skype-send.py
    を実行してみましょう!
    少しして、プログラムに書いた確認用のメッセージが表示されれば成功!
    おめでとうございます!
    指定したグループにメッセージが送信されているはずです!

    お疲れさまでした

    今回はちょっと長かったですね…
    無事メッセージは送れましたか?

    とりあえずメッセージは送れるようになったため、次は
    ・日にちを指定して送る
    ・自動で送る
    ・メンションをつける
    追加を目標にしていきたいと考えています。

    めざせ!定期連絡自動化!!


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